絶対等級

詩は日記で日記は詩

悲しかったこと

 

作業所の支援員さんたちに

「えび食べられないなんてかわいそ~~!」

と、大きな声で笑って言われたこと。

 

もう動物のお肉やお魚を見ると、つらいんだ

と、打ち明けた家族に

目の前で動物食や釣りの話をされ続けたこと

自分からその理由を調べてもらえなかったこと

深く聞いてもらえなかったこと

だから私から話すときには、

もう叫ぶようにしか訴えられないほど、

余裕がなくなっていたこと

 

兄に、「台所は母の仕事場だから」と

言われたこと

「一緒にお肉食べようよ」と

言われたこと

「猫のぐりさんの感覚だって、極論、人間の後付だ」と

言われたこと

「地球は滅びるよ」と

自分には関係ないみたいな顔して言われたこと

 

 

ネットで、差別をやめろという本音の訴えを

少しでも呟けば、それだけで敵対視されてきたこと

バカにされてきたこと

ありきたりで自己防衛的な疑問や

嫌味を投げ続けられたこと

 

 

私が死んだとしたら

それは、差別問題に無頓着な

家族や世の中のせいです。

 

決して、動物の虐待や

社会的弱者の置かれている現状や

暴力の連鎖について

告発してくれた人や

ビーガニズムを訴えて

闘ってきてくれた人たちの

せいではありません。

 

私を殺したのは

一緒に闘ってくれなかった

家族や、友人や、世の中です。

 

私も一緒に闘えなくて

殺してしまった人たちが

たくさんいるのだと思います。

 

だからできる限りのことはしたかった。

 

 

ただ、それだけでした。