絶対等級

詩は日記で日記は詩

慇懃無礼

 

どんなにわかりやすい暴言より

 

礼儀正しく人を殺す言葉というものもある。

 

心を抉るナイフを

 

ナイフと知ってか知らずか

 

それはもう、落ち着いた色の、綺麗な柄の布で

 

ラッピングして渡すのです。

 

私から見たらそれは

 

中身が透け透けの

 

いわゆるオブラートなのだけど

 

アナタは

 

それはもう丁寧に

 

包んで渡してくるのです。

 

私も私の後ろにいるあらゆる弱者も

 

みんなみんな

 

その綺麗な布に包まれたナイフで

 

切りつけられていくのです。

 

傍観という名の

 

消極的と見せかけた

 

積極的な加害を繰り返して

 

中身がナイフであることを

 

私が見抜くと

 

耐えられないアナタは

 

過呼吸を起こし

 

被害者になり

 

加害性を透明にして

 

そうして己の生きづらささえほったらかしにして

 

毎日死にたいと

 

繰り返すのです。

 

いつもそうなのです。

 

アナタは。

 

アナタが変わらなくていいと思うのは勝手だけれど

 

その結果の惨事に他人を巻き込もうとするのは

 

それは言葉を選べない。

 

たとえアナタ自身に弱者の属性があっても

 

アナタのその態度はシンプルに

 

 

「悪魔」だ。

 

 

 

生まれた場所が違えば

 

生まれた地位が違えば

 

生まれた国の法が違えば

 

アナタはどんな倫理もかなぐり捨て

 

動物だろうが人間だろうが

 

己の快楽になるのなら、手段にしてしまう人でしょう。

 

そのような人と

 

同じ世界線には

 

私は行けないのです。