絶対等級

詩は日記で日記は詩

2019-01-01から1年間の記事一覧

喪失の詩

人生は喪失の連続だ それは淡々と落ちる砂時計 人生は喪失の連続だ それは折れたクレヨンと閉じた楽譜 人生は喪失の連続だ それはあなたの指の温度 人生は喪失の連続だ それはあの日の約束 人生は喪失の連続だ それは色あせた造花の薔薇 人生は喪失の連続だ …

つなぐ理由

あの頃のわたしを 生につなぎとめていたのは 大きな夢とか やりたいこととかじゃなくて 来週見たいテレビがあるからとか そんな些細なことでした 好きな曲を流して 涙を流して そんな散歩道 夕方の虫の 煩わしささえ 尊くて ああこんな瞬間のために 生まれて…

愛しいひと

お慕いしております。 そんな表現が 嘯くことなく とんとんと 似合う人 貴方がこの世に居るしあわせよ

いつかの詩

マントとスカート 裏表のヒラリズム 隙間から肌色 傷痕のチラリズム サングラスに隠した目つきも シュシュで隠した本音も 神様 あなたなら 見ててくれるでしょう

絶対等級~6等級の呼び声~

生活感あふれるスーパーなんかで 自分の意志に関係なく流れてくる音楽 その歌詞とメロディに また心を焦がしてしまう 今だからこそ 君も同じように聴いていたりするの それともただのガラクタですか ガラクタだったらまだいいな 焦がした思い出の残留が 灰に…

しましまと青

うつしよの話をしよう 僕と君はもっと うつしよの話をしよう 「生きるのムリでした」って 油性マジックで書かれた窓枠見るたびに 死ぬのをがまんするのが苦しかった日々を 思い出したりします 命を守ることが先決だからねって 向かえられた閉鎖病棟 鉄格子が…

わたしは境界線

わたしは境界線でした 何にもなれない わたしは境界線でした どこにもいけない わたしは境界線でした 大好きなひとほど傷つけてしまう わたしは境界線でした 星になってしまったアカウントを思う 星になってしまった言葉たちを思う 夜明け前の空が一番暗いっ…

あんぱんみたいなわたしみたいなあんぱんが主張するわたしについてをあなたに伝える

ひと口かじられて 「腐ってる」 って判断されたあんぱん 「まるでおまえみたいだろ」 ってゴミ箱から見上げてきたから 今日はもうがんばらないって決めた なつかしい刃物の感触すべらせちゃおっかな なんて考えたりもする日々に何を贈ろう 自分を大切にしな…