絶対等級

詩は日記で日記は詩

絶対等級~6等級の呼び声~

生活感あふれるスーパーなんかで

自分の意志に関係なく流れてくる音楽

その歌詞とメロディに

また心を焦がしてしまう

今だからこそ

君も同じように聴いていたりするの

それともただのガラクタですか

ラクタだったらまだいいな

焦がした思い出の残留が

灰になり切れずに

 

寂しさの消化

 

感情は しあわせになったりさびしくなったりいそがしい

 

うろ覚えのアドレスだし

どうせ存在しない相手として

すぐ返ってくるだろうと思って

ツイッターみたいな勢いで送信した君の名前

すぐに跳ね返ってくるはずの

不在アドレスの通知が来なくて

これ届いてんだろうか届いてしまったんだろうか

まだ世界線は繋がってたの

君と私は存在し合ってるのって

句読点を入れる余裕もなく

想いがあふれた夜

 

同じように寂しさで弱ってた君が

私のそれと共鳴して気づいたの

6等級の星が

見つけてもらえたみたいな 喜びを覚えた

君が見つけてくれた

君を見つけられた

私たちをどうかもっと誇ろうよ

 

出会いたいから詩うよ

出会いたいから描くよ

地上の基準で勝手に決められた等級でも

たとえ6等級の輝きでも

 

祈りと叫びはよく似ているから

あなたにしか聴こえない呼び声がある

あなただからこそ届く祈りが、叫びが、ある

 

塵にも重力にも邪魔されない絶対等級を

朝も夜も届けてやるのだ

あなたになら届く光でいい

あなたになら届く祈りでいい

あなたの光もきっとそうだよ

 

あなたになら 届く光がいい