絶対等級

詩は日記で日記は詩

私じゃなくて私たちなら大丈夫

 

2021年、0:00を過ぎて真っ先に知ったことは

ハートの図形の関数でした。

 

数学はロマンに溢れていると

染み染み感じられるのも

 

自律と依存のバランスのとり方も

 

たくさん身につけていられてるのは

君のおかげだと心から言えます。

苦しいときもあれど、それさえも

本来の自分に戻るための、何か、

擦り傷についた泥を洗い流す過程のようです。

 

 

誕生日のプレゼントにって

私と君が出逢えておめでとうのお祝いにって

不眠症で悩んできた自分のパートナーに

いい寝具のセットを贈れないままじゃ

死ぬに死ねないって、君がくれたマットレス

私が大好きなラベンダー色。

何年かぶりに新しい、上質な寝具で眠れるようになって、離れてても全身を抱きしめてもらっているよう。

それが狙いだったようで、まんまと落ちて。

それがうれしくて。

私たちはそういうふたり。

だから私たちは大丈夫。

私じゃなくて私たちなら大丈夫。

 

 

 

アートにも未来にも現在にも失望した。

私に


「まだ死なないで」 とあの君が言った。


「正直、今は死の穏やかさよりも

ゆびこといる穏やかさの方が勝っているから

まだ心の準備ができない。」


そんなふうに思ってくれる人がひとりでもいたなら、私が生きてきた意味もあったのかな。

 


誰もいない空間にひたすら「ありがとう」を言う癖をつけた。

 

音が空気を震わせて蒸発する。

 


せめてこれだけは、と

祈りに祈り続けた夢を

叶えてくれた、まさに最後の砦です。

君だけは。それだけは。

何がどうなってもほんとうだ。

 

 

動悸と息切れを繰り返す日々の中で、

今は、まだ、もう少し、と。